今回は、スライムボールを効率よく入手するための「スライムトラップ」を作ってみました。
マインクラフトの、サバイバルに欠かせないアイテムのひとつ「スライムボール」。粘着ピストン、リードの素材として、また、カエルの繁殖にも欠かせません!
スライムボールの使い道
スライムボールは以下のような用途に使われます。
- カエルの繁殖
- リードのクラフト材料 (糸3個とスライムボール1個)
- 粘着ピストンのクラフト材料 (ピストン1個とスライムボール1個
- スライムブロックの作成 (スライムボール9個)
特に装置作りに粘着ピストンが欠かせないため、ある程度の数を確保しておきたいアイテムです。そこで活躍するのが「スライムトラップ」です。
スライムはどこに湧く?
スライムが湧くのは、主に以下の2か所です。
- 沼地(高さY=50〜69、明るさ7以下)
特に満月の夜は湧きやすく、新月で全く出現しません - スライムチャンク(地下Y=39以下)
ワールド内の特定のチャンクにのみスライムが出現します。これは時間や明るさに関係なくスポーンします。
アイアンゴーレム式スライムトラップのしくみ
スライムトラップは、マインクラフトの「スライムチャンク」と呼ばれる特定の範囲にスライムが湧く性質を利用して、スライムボールを自動で集める装置です。
スライムが自然に出現する「スライムチャンク」中の地下(高さ39以下)に高さ3、16×16の空間を掘ります。スライムは明るさに関係なく湧くため、他のモブが湧かないように湧きつぶしをします。
湧いたスライムを処理層へ自動的に移動させるために、スライムに攻撃されない位置にアイアンゴーレムを設置します。スライムはゴーレムに引き寄せられる性質があるため、ゴーレムに近づこうとして処理層に落ちていきます。
処理層ににはマグマブロックを設置していますので、スライムはダメージを受けて倒されます。倒されたスライムが落とす「スライムボール」は、水流で流されホッパーとチェストによって自動で回収されます。
このようにして、プレイヤーが何もしなくてもスライムボールを効率的に集めることができるのがスライムトラップです
スライムチャンクの探し方
スライムチャンクはゲーム内だけでは特定が難しいため、外部サイト「Slime Finder」を使うのが便利です
1.ワールドのシード値を確認。
ゲームの設定画面から確認できます。

2.Slime Finder にシード値を入力、Version(バージョン)を「Bedrock Edition」へ変更。

3.作成したい座標の近くのスライムチャンクを探します。
周りに洞窟があるとモンスターの湧き上限に達してしまい、スライムが湧かないことがあるので、できるだけ洞窟などの暗い空間が無い場所がおすすめです。

緑色の四角で表示される場所がスライムチャンクです。
例えば「X:0 Z:50」の近くに作りたいときは「X:」「Y:」の入力欄に0と50を入力して「Go!」をクリックします。入力した座標が赤い点で表示されますので、近くの緑色の四角の角の座標を調べます。(画像の場合左上の角はX:0,Z:64)
※チャンクは「X:0,Y:0」が起点となるので、(0,0)を含むチャンクは(15,15)までの範囲です。
スライムトラップを作る
材料(1層分)
- マグマブロック ×20
- チェスト×2
- ホッパー
- ハーフブロック
- 松明・はしご・ドア・水バケツ・トラップドア
- 鉄ブロック ×4(ゴーレム用)
- くり抜かれたカボチャ ×1(ゴーレム用)
- フェンス(柵 )×7
- 昆布、ソウルサンド、ドロッパー、ガラスブロック、レッドストーン、リピーター、コンパレーター(水流エレベーターで地上まで運ぶ場合)
スライムトラップ作り方概要
今回はたにしらいすさんの動画を参考に作成しました!
参考動画:たにしらいすさん「【多すぎ】簡単なのにスライムボールとれすぎなスライムトラップの作り方! part95【たにクラ】統合版 ver1.20」
1.スライムチャンクの範囲を掘る
チャンクの角を起点に、高さY=30まで地下を掘ります。
(Y=39以下でスライムが湧きますが、上に層を作成する前提で30まで掘ります)
縦横16×16、高さ3の範囲を掘りぬきます。(掘る方向注意!スライムチャンクを掘るようにします)

2.湧きつぶし
松明を設置して湧きつぶし。スライムチャンクであれば、明るくてもスライムが湧きます。

3.処理層の作成
壁沿い中央にスライムを落とすための穴を4×5、深さ3で掘り、床のブロックをマグマブロックに入れ替えます。
同じ壁の中央、高さ2の位置に、奥行き2幅5、高さ3のくぼみを掘り、フェンスを設置。中にゴーレムを召喚し、スライムがゴーレムを目指して溝に落ちる構造に。
フェンスはくぼみの中ではなく、1ブロック外に設置します。

4.ホッパーとチェストの設置
処理層のマグマブロックの上に隅2か所から水バケツで水を流し、スライムボールが中央1カ所に流れるようにします。ホッパーを置き、チェストへ自動回収できるようにします。
このとき、ホッパーの上にはハーフブロックを設置します。水流を止める意味と、小さなスライムが入り込むのを防ぐ意味があります。トラップドアはNGです。
これで完成です。
真上の地上か、24ブロック以上離れて待機します。

こんなときは?:スライムが湧かない
スライムが湧かない原因として、周囲に洞窟などがあり、他のモンスターがスポーンして湧き上限に達している可能性があります。この場合、スライムチャンク内の湧き条件を満たしていてもスライムが出現しないことがあります。周辺の洞窟は湧き潰ししておくことが重要です。
筆者の場合、スライムトラップの周囲が廃坑とエンド要塞でした。はじめは少しスライムが湧いていましたが、途中から全く湧かなくなり、可能な限り湧きつぶししました。すると、少なめですが湧くようになりました。
また、トラップ近くにプレイヤーがいると、湧きません。トラップから24ブロック以上離れて待機するか、真上の地上で待機します。

こんなときは?:アイアンゴーレムが消える
設置したアイアンゴーレムが消えてしまう場合は、ゴーレムを設置した空間が狭く、壁に埋もれて窒息ダメージを受けている可能性があります。
設置直後はスライムがいないためゴーレムはあまり動きませんが、スライムが湧いて近づいてくるとゴーレムが動き出し、狭い空間では壁に体がめり込みやすくなります。そのため、ゴーレム用のスペースは奥行2ブロックにする必要があります。
フェンスの設置位置がアイアンゴーレム設置場所の2×5のスペース内の場合、奥行きが足りませんので、スペースの1ブロック外側に設置してください。

スライムボールを地上のチェストへ送る
回収したスライムボールは、水流エレベーターを利用して地上まで運ぶこともできます。
水流で一箇所に集められたスライムボールは、ホッパーで一度回収し、ドロッパーを使って水流エレベーターに流し込みます。地上まで運ばれたスライムボールは、最終的にホッパーを通じてチェストに収納される仕組みしました。


スライムトラップをさらに効率よく
スライムトラップは1層でも十分に機能しますが、層を重ねることで効率を大幅に向上させることができます。構造自体は単純なので、上に処理層以外同じ構造をコピーするだけです。マグマブロックの部分は撤去して、下の処理層にスライムを落とすようにします。
スライムトラップのすすめ
スライムボールは地味ながらもサバイバル生活に欠かせない資源です。自分のワールドに合ったスライムチャンクを探し、ぜひスライムトラップを作ってみてください。
設備さえ整えば、後は放置しておくだけでスライムボールがどんどん溜まっていきます。