今回は、砂無限装置(落下系ブロック無限装置)の作り方をご紹介します。幅8ブロックとコンパクトで省スペースです。エンドロットを使わずに避雷針を利用する仕組みにしました。
マインクラフト統合版 バージョン1.21.100で動作確認済みです。

砂無限装置ってなに?
この装置は、バグを利用して砂などの落下系ブロックを複製する仕組みです。
対象になるのは以下のブロックです:
- 砂
- 赤砂
- 砂利
- コンクリートパウダー(全色)
- 金床
- ドラゴンの卵
これまで様々な砂無限装置がありましたが、バグ利用のため、そのほとんどが修正により使用不能となっています。
注意:バグの挙動を利用するため、自己責任でご利用ください。また、アップデートで修正される可能性があります。
砂無限装置コンパクト版のメリット
YouTubeなどで紹介されている大型装置は、5チャンク先まで水流で流す設計になっています。
その場で直接回収するように変更しました。コンパクト版は、幅が8ブロックと狭く、装置の真下で即回収できる“省スペース&低コスト”設計です。
砂無限装置の材料
- ピストン× 6
- 氷塊 × 18 (丸石などの普通のブロックでも可)
- 避雷針 × 6(=エンドロッドでもOK)
- ボタン× 6
- レバー × 19(64ブロック先の起動スイッチ+アイテム化用)
- フェンスゲート × 18(落下ガイド用。開いた状態で使用)
- ブロック× 約110(目印・壁・回路)
- ガラスブロック ×18
- ホッパー × 6
- チェスト × 2(ラージチェスト)
- レッドストーンダスト × 64(=1スタック)+7
- レッドストーンリピーター × 4(信号延長用)
- レッドストーンブロック×1
- レッドストーントーチ × 1
- 粘着ピストン
- 水バケツ×2以上
- 砂、コンクリートパウダーなど増やしたいブロック×6
※避雷針は銅インゴット3つでクラフトでき、エンドロッドより集めやすいのがメリット。
拡張する場合は、氷塊・ピストン・避雷針・スイッチ・フェンスゲートリピーター等を幅に応じて増やしてください。
事前準備
砂無限装置の設置場所
平らで広い場所が理想です。装置から起動スイッチまでは約70ブロックの距離が必要で、レッドストーンダストとリピーターを使って接続します。起動スイッチまで段差があっても設置は可能ですが、その際は階段状にレッドストーンダストを配置する必要があります。海上や高所、地下でも問題なく設置できます。

チャンクの境界線を探す
マインクラフトの「チャンク」とは、広大なワールドを管理しやすくするため、16×16ブロックの正方形の柱状の区画に区切った単位のことです。
座標を表示できるように、設定画面で表示をONにします。
装置を作成する場所を決めたら、チャンク計算ツール、チャンクボーダー可視化のアドオン等で、チャンクの境界の角(どの角でもOK)を特定、チャンク境界の内側にブロックを縦に3個横に10個程度置きます。

砂無限装置の作り方
Step 1:土台と回収部
- チャンク境界線のすぐ内側に設置した目印のブロックの左から4個目と5個目を壊して、ラージチェストを置きます。
- ラージチェストの上にホッパーを設置し、両脇に2個ずつさらにホッパー中央に向けて設置し。すべてをラージチェストへ流すように連結します。

Step 2:水流層
- 境界線の外側にに仮ブロックを置き、ホッパーの一段上の高さに氷塊(普通のブロックでもOK)を18個(縦3×横6)置きます。
- 高さ2ブロックで壁を設置します。手前は見やすいようにガラスにします。
Step 3:レバー、ボタンの設置
- 2段目のガラスの内側すべてにボタンを設置。(ボタンの種類は何でもOK)
- 氷塊の上面すべてにスイッチを設置。(どの向きでもOK)
Step 3:フェンスゲート、ピストン、水流の設置
- 壁とガラスブロックをさらに1段追加します。
- 奥から2番目と3番目の壁から横2列にフェンスゲートを繋げて設置し、開いておきます。(開く方向はどちらでもOK)
- ガラスブロックの上に内側に向けて伸びるようにピストンを設置します。
- 水入りバケツで奥の壁全てから水流をつくります。
【水入りバケツ2個ですべての壁から水流をつくる方法】
角に水を流し、1ブロックあけて3ブロック目に水流すと、間のブロックに水源ができます。この水源をバケツですくって5ブロック目ともう一つの角に設置します。

Step 4:さらにフェンスゲートと避雷針の設置
- 壁を1段追加します。
- さきほど設置したフェンスゲートの斜め上(上から2段目)、奥の列にフェンスゲートを繋げて設置し、開いておきます。
- 奥から3個目に避雷針を横向きで1列繋いで設置します。
- 壁をさらに1段追加します。ピストンの上にはガラスを1段設置します。


Step 5:回路の土台
- 装置の外側、ピストンの1段下に横一列ブロックを6個設置します
- 1で設置した右端のブロックの手前に1個設置。その下に3~4個ブロックを追加して地面まで設置します。

Step 6:64ブロック先に“起動スイッチ”
- Step 5 の2で設置したブロックの一番下のブロックから一直線にレッドストーンダストを64個敷いて遠方へ伸ばします。
・1スタック持って設置していけば数えなくても大丈夫!
・段差があっても大丈夫!2段以上の段差はブロックを追加して階段にしてから設置。 - 終点の先2ブロックを深さ1ブロック掘り下げて粘着ピストンを上向けに設置。粘着ピストンにレバーを設置します。
- 粘着ピストンの上にレッドストーンブロックを設置、レバーをONにしておきます。(ON=停止/OFF=動作)。
- 粘着ピストンから16ブロックごとに、ダストをリピーターに置き換えて信号を延長(16/32/48/63の位置、計4台)。
- リピーターの向きは装置へ向ける。
- リピーターの前後が段差で低くなる場合は同じ高さになるように調整するか、リピーターの位置を変更(間隔は15ブロック以内)。

Step 7:レッドストーン信号をピストンへ
- Step 5 の2で設置したブロックの上から2個目を壊してレッドストーントーチを設置します。
このとき、レッドストーン(またはリピーター)は1段下に設置してある必要があります。2段下になっている場合は階段状にしてください。 - レッドストーントーチの上のブロックからピストンにつながるようにレッドストーンダストを設置します。
完成!

セッティングと運転手順
- ピストンの押し出し面に、増やしたい砂/砂利/コンクリパウダーを並べてセット。
- 起動スイッチまで移動
- 起動スイッチのレバーを操作。この時、その場で待ちます。(装置に近づいてチャンクを跨ぐと砂が落ちてしまいます)
- 約1~2分だけ稼働させ、レバーで停止。
- その場でいったんワールドを終了→入り直し。
- 再ログイン後、装置へ近づくと、ホッパー上に大量の砂が落下して回収されます。直後はホッパーで回収しきれないもの残りますがしばらくすると回収されます。
大量発生でワールドが重くなることがあるため、1回の稼働は1~2分がおすすめ。
夜の稼働は湧きつぶし必須!起動位置で待機していると装置周辺にモンスターが湧くことも。
1分間稼働で約900個
1分間稼働した結果、14スタックの砂が回収できました。

ふやしたいブロックを頻繁に変える場合は、装置にはしごをかけておくと便利です。


こんなときは?
- 砂が落ちない/引っかかる:避雷針を縦に設置している。フェンスゲートが閉じている、前方に当たり判定を作っている可能性。ワールドを終了して入り直していない。
- 回収が追いつかない:ラージチェスト増設してすべてのホッパーから直接チェストに流し込む。
- 装置が止まらない:ロック用リピーターの向きが逆、64ブロックラインのどこかで信号が途切れている。
- ピストン上に設置した砂が落ちてしまう:起動スイッチで待機する。近づきすぎると落ちてしまう。
- 氷塊が手に入らない:丸石などのブロックでもOK 稼働確認できました。

まとめ
- 幅18→幅8ブロックに圧縮、その場回収で超コンパクト。
- 起動スイッチは“64ブロック先”:1スタックのレッドストーンダストを敷き、後から16ブロックごとにリピーターに替えて信号を延長すればOK。
必要最低限のチャンク情報だけで組めるので、サバイバルでもサクっと導入できます。修正前にぜひ試してみてください!
今回はこちらの動画を参考にさせていただきました。基本的なつくりは同じです。
OinkOink:Best Sand Farm in Minecraft Bedrock 1.21! (MCPE/Xbox/PS4/Nintendo Switch)