銅の装備や銅のチェスト、そして銅ゴーレムがついに登場!
2025年秋に予定されている統合版マインクラフトの小規模アップデートが、現在プレビュー版(ベータ版)で先行公開されています。
2021年モブ投票で惜しくも敗れた銅ゴーレムの復活も含め、プレイヤーからは大きな注目を集めています。プレビュー版Ver1.21.100.23で確認された新要素について解説します。
銅に関する新要素
今回のアップデートは、銅に関する新要素が中心です。これまで使用用途が限られていた「銅」に、ついに装備品やチェスト、さらには「銅ゴーレム」といった新たなモブが加わります。
今回追加されるのは以下の主な要素です。
- 銅の装備品(防具・武器・ツール)
- 銅のチェスト
- 銅ゴーレム(モブ投票で落選した銅ゴーレムが実装)

銅の装備品がついに登場
統合版マイクラにおいて、ネザライト以来となる新たな装備が追加されました。ただし、銅の装備は性能面で革や石よりも優れていますが、鉄より劣ります。

銅の防具の性能
- 防御力は革装備より高いが、鉄や金より低い。
- 耐久値は皮や金よりも高く、鉄よりはやや劣る。

銅の武器・ツールの性能
- 攻撃力は石の剣と同程度で、耐久値は石よりやや高い。
- ツールの採掘速度は石より速く、鉄より遅い。
- 銅のツルハシでのダイヤや金鉱石の採掘は不可
- 鉄やダイヤと比べると劣るが、序盤で入手しやすい装備として有用です。
また、新たに「銅塊(Copper Nugget)」が追加され、銅装備を精錬すると塊として回収できるようになりました。
銅のチェストの仕様
今回追加された銅のチェストは、通常のチェストと同様にアイテムを収納できます。特徴的なのは、銅特有の「錆びる」性質が反映されている点です。
- 銅のチェストは時間経過で酸化し、色が変化します。
- 錆びた銅ブロックを使用することで、同様に錆びた銅のチェストと銅ゴーレムを作成することができます。
- ハニカムを使用すれば錆止めが可能で、斧で錆を剥がすこともできます。
- 銅のチェストはラージチェストにも対応しています。
錆びた状態も楽しめるデザインですが、作成直後は必ず新品の状態であり、自然に錆びるまでには時間がかかります。

銅ゴーレムが登場
2021年のモブ投票でアレイには敗北し、惜しくも実装を逃した銅ゴーレムが、今回の秋季小規模アップデートで統合版に初登場します。
銅ブロックとくり抜かれたカボチャで召喚
銅ゴーレムは自然生成されません。銅ブロック1個とくり抜かれたカボチャ1個で召喚することができます。

銅ゴーレムの運搬・管理も可能
銅ゴーレムはボートやトロッコに乗せることができるため、拠点間の移動も比較的容易です。
また、リードを付けて引っ張ることもできるため、プレイヤーの手でゴーレムを安全に別の場所に移動させることも可能です。意図しない場所への移動やゴーレムの迷子を防ぐうえでも、リードによる管理は便利な要素と言えるでしょう。

- トロッコに乗せて輸送可能
- チェスト付きトロッコでも運搬できる
- リードを付けて移動できる

銅ゴーレムのアイテム仕分け機能
銅ゴーレムは仕分け機能を内蔵しており、チェストに入ったアイテムと完全一致するアイテムのみを格納することができます。
- 銅ゴーレムは、周囲の銅チェストの中からアイテムを最大16個まで持ち出し、通常のチェストへ自動で運搬します。
- チェストが空の場合、または手に持っているアイテムと同じ種類のアイテムが入っている場合は、チェストにアイテムを入れることができます。
- 最大10個のチェストまたは銅のチェストを順番に、アイテムを拾ったり格納したりしようとします。
- 一致する宝箱が見つからない場合、銅のゴーレムは7秒間待機してから再度試みます。
- 宝箱の探索範囲は水平方向に32ブロック、垂直方向に8ブロックと比較的広く、簡単な自動仕分けに活用できます。
- 錆びることで見た目が変化し、錆止めの使用や雷の直撃や斧を使用することで錆を剥がすことも可能です。
なお、エンダーチェストやシュルカーボックス、ホッパーなど、通常のチェスト以外にはアイテムを入れることはできません。

銅ゴーレムの仕分け機能を検証:モンスタートラップでの実用性は?
2025年秋季の小規模アップデートで追加予定の銅ゴーレムは、アイテム仕分けを担う新たな存在として注目を集めています。実際に地下型モンスタートラップのチェストを銅のチェストに置き換え、どの程度仕分けができるのか検証してみました。
まず、アイテムを銅のチェストに集約し、そこから銅ゴーレムがアイテムを仕分けるかどうかを確認しました。
結論としては、基本的に仕分けは可能でした。ただし、いくつか注意点や改善点が見つかりました。

銅ゴーレムの仕分けの仕組み
- 銅ゴーレムは銅のチェストに近いにチェストから確認し、仕分け対象を運搬する。
- 仕分け不要なアイテム(例:ジャガイモ、装備品など)も自動的に運んでしまう。
- 仕分け不要アイテム用のチェストとして、空のチェストを2段重ねで用意することで整理がしやすくなる。
- 仕分け不要アイテム用のチェストは仕分けルートの一番奥に配置することで、誤って優先的に入れられることを防ぐことができた。

ゴーレムは銅のチェストに近いチェストから順にアイテムを入れていくようです。不要アイテム用のチェストを仕分け用チェストの前に置いてしまうと、ゴーレムの通るルートによっては、仕分け予定のアイテムまで格納されることがありました。

また数量の多いアイテムの仕分け用チェストを近くに置くことで、仕分けスピードを上げることが可能と考えられます。
さらに、一度に複数の銅ゴーレムを稼働させることができるます。チェストの個数は10個が上限ですが、銅ゴーレムが通るルートを限定すればより多くアイテムが仕分けられそうです。


銅ゴーレムの仕分け精度に関する注意点
検証の中で、銅ゴーレムの仕分け機能にはいくつかの制約が確認できました。
- 装備品のカテゴリ(鉄・革・金など)での仕分けは非対応。
- 剣やツルハシといった道具の種類ごとの分類も不可。
- エンチャント本は、エンチャントの内容が完全一致するものだけを仕分け可能。
つまり、銅ゴーレムは「アイテム名」「アイテムデータ」の完全一致でしか判別しないため、大まかなカテゴリごとの仕分けには向いていないことがわかりました。エンチャント本や装備品の細かい分類は可能です。
銅ゴーレムの挙動に見られた特殊な現象
興味深い点として、銅のチェストの下にブロックがない場合、銅ゴーレムはそのチェストを認識しない現象が確認されました。
- 銅チェストが宙に浮いている場合、ゴーレムはアイテムを運搬しない
- 銅チェストの下にブロックを設置すると、正常に動作するようになる
この仕様については、現時点ではプレビュー版での現象であり、正式アップデートまでに修正される可能性もあります。もし仮実装のまま残った場合、銅チェストの設置には注意が必要です。
その他の小規模追加要素
今回のプレビュー版アップデートでは、銅要素以外にもいくつかの追加があります。
- 音楽ディスク「ラバチキン」
- フラットワールドのプリセットに「ボイド」の追加
まとめ
今回の2025年秋季小規模アップデートは、「銅の再評価」がテーマと言える内容でした。これまで使用頻度が低かった銅に、新たな装備、収納、モブという形で大きく価値が与えられています。
銅ゴーレムの自動仕分け機能は、レッドストーン回路が苦手なプレイヤーにとって、非常に便利な存在となりそうです。
正式リリースは今秋を予定しており、現在はプレビュー版(ベータ版)で体験可能です。気になる方は、プレビュー版でひと足先に新要素を試してみてはいかがでしょうか。