今回、ネザー要塞に簡易型のウィザスケトラップ(ウィザースケルトントラップ)を作成しました。構造はシンプルで、放置しているだけでウィザースケルトンの頭・石炭・骨がザクザク手に入ります。
…が、実際に作ってみると予想外の問題もいくつか発生。この記事では、作り方の概要とあわせて、修正・改良したポイントも詳しく紹介します!
ウィザースケルトンとは?
ウィザースケルトンは、ネザー要塞に出現する黒いスケルトンで、通常のスケルトンよりも背が高く、剣で攻撃してくる危険な敵モブです。攻撃を受けると「ウィザー状態」という継続ダメージを受ける状態異常になるため、近距離戦では注意が必要です。

ウィザースケルトンの頭の使い道
最も重要なドロップアイテムが「ウィザースケルトンの頭(頭蓋骨)」。これを3つ集めることで、ウィザーを召喚できるようになります。ウィザーは強敵ですが、撃破すれば「ネザースター」をゲットでき、それを使ってビーコンという便利なブロックをクラフト可能になります。
ちなみに、ウィザースケルトンの頭は被ることもできます。

しかし、ウィザースケルトンの頭はウィザースケルトンの頭のドロップ率は2.5%(40体に1個)。3個集めるには約120体倒す必要があります。そこで、効率よくウィザースケルトンの頭を集めるため、トラップを作成します。
ウィザスケトラップの仕組みと設計概要
このトラップは、ネザー要塞の十字路をを利用して作成。通路の真ん中にピグリンを配置し、ウィザースケルトンを誘導。そのまま落下穴から処理層に落ちて自動処理されるという仕組みです。
処理には2×2のピストントライデントを使用。ピグリンには名札をつけてデスポーン対策済み。待機場所はトラップの25ブロック上に作成します。


今回はこちらのYoutube動画を参考に作成しました。
たにしらいす:簡単に作れるウィザスケトラップで頭大量ゲット! part99【たにクラ】統合版 ver1.20
必要な材料一覧
- 石の壁(14個)+3個
- トラップドア(4個)+4個
- ハーフブロック、フルブロック
- 名札、金床(ピグリン命名用)
- チェスト(2つ)、ホッパー(4つ)
- ピストン、オブザーバー、レッドストーントーチ(各4つ)
- トライデント、レバー
- レール、トロッコ、はしご など

ウィザスケトラップ作成場所の選定ポイント
ウィザースケルトンはネザー要塞内にのみ出現しますが、スポーン効率を上げるには「ソウルサンドバレー」バイオーム内の要塞がベスト。ウィザースケルトンの湧きやすさが段違いです。
トラップの設置場所には、ネザー要塞の橋が交差する「十字路」が最適です。中でも、橋の下がマグマになっている場所を選ぶと、地形の特性上、他のモブが湧きにくくなります。そのため、湧きつぶしの手間がかからず、効率的にウィザースケルトンを狙えます。
今回は残念ながらソウルサンドバレーには良い要塞が見つからなかったのですが、玄武岩デルタに橋が十字に交差する要塞を発見。しかも拠点からのアクセスも良好だったため、こちらにトラップを作成することにしました。

ピグリンの確保について
このトラップのキーとなるのがピグリン。ウィザースケルトンはピグリンを敵視するため、おとりとして1体だけピグリンを設置して誘導に使います。
確保方法は、ネザーで自然スポーンしたピグリンをトロッコに乗せる→設置場所まで誘導という流れ。ウィザースケルトンの湧き範囲や攻撃範囲を考慮しつつ、安全な位置に固定します。デスポーン対策として名札で名前を付けておきます。

作成中は超危険!ネザー要塞でのウィザスケトラップ作りの工夫
ネザー要塞内は敵モブがひっきりなしに湧くため、建設作業はかなり大変。しかも、拠点でゾンビを使った装置を稼働中だったため、ピースフルモードにできず、常に危険な状態でした。
対策1:イージーモードで挑戦
今回はイージーのサバイバルモードでトラップ作成に挑戦。通路をブロックで封鎖したり、敵を倒しつつつ、慎重に作業を進めました。
対策2:仮拠点を設置
十字路の端に仮拠点を設置し、ドアとガラス窓で敵の動きが見えるように。必要な資材や、作業台などをコンパクトに揃え、拠点からトラップの様子を安全に確認できるようにしました。
さらに、処理層と仮拠点をつなげる通路を確保。成果のチェックや修理作業なども安全に行える構造にしました。

ウィザスケトラップ作成で発生した問題点
作って稼働させてみると、ウィザースケルトンがうまく落下しないという問題が発生。
原因1:ピグリンが攻撃されてデスポーンする
ウィザースケルトンやブレイズが、ピグリンを塀越しに攻撃しようとして引っかかる。しばらく放置しているとピグリンが倒されてしまい、名札を付けていてもデスポーンしてしまいました。

原因2:ウィザスケが処理層へ誘導されない
ウィザースケルトンは塀沿いを塀の切れ目に向かって進み、処理層に落ちるはずだが、塀越しにピグリンを攻撃しようとして処理層に落ちない。
また、塀の凹部分に引っかかり、動かなくなる現象も。

ウィザスケトラップの改良点
こうしたトラブルを解決するため、以下のような改良を加えました。
改良1:落下穴にトラップドアを設置
処理層への4か所の落下穴にトラップドアを追加。すべて折りたたんだ状態で設置することで、ウィザースケルトンが誤って止まってしまうのを防止。スムーズに落下するようになりました。
改良2:塀のくぼみをブロックで埋める
塀ブロックのへこんでいた部分に2ブロック追加し、引っかかりを解消。また、端に1ブロック追加(画像右下)してウィザースケルトンがスムーズに処理層へ向かうように誘導。

改良3:ピグリン保護のためのハーフブロック配置
ブレイズやスケルトンがピグリン越しに攻撃してくるケースも多く、ピグリンが被弾→死亡→デスポーンという事故が起こることも。
そこで、ピグリンの頭上のハーフブロックの四方にさらにハーフブロックを1個ずつ追加。これにより、攻撃を防ぐ壁ができ、被弾率が大幅に減少しました。
壁ブロックに余裕がある場合は、壁を2段にしても良さそうです。

結果報告:30分でウィザスケの頭10個!
装置完成後、ハードモードに変更。トラップの上25ブロックの位置でドロップ増加Ⅲの剣を持って30分ほど待機。結果は…
- ウィザースケルトンの頭:10個
- 石炭111個、骨214個
という驚きの成果!これでウィザー3体分の召喚素材が揃いました。
周囲を湧きつぶしすればさらに効率を上げることができそうです。

落ちなかったウィザスケ、ついに落ちる!
ウィザースケルトンがうまく落下穴に誘導されず、トラップが機能しないというトラブルに直面し、結果的に3度の作り直しをしました。原因は特定できなかったものの、2×2の落下穴4か所すべてにトラップドアを設置することで安定して処理層へ誘導できるようになりました。特に、手前側2か所だけに設置した場合は落下しないため、4か所すべてへのトラップドア設置がポイントです。
今回作成したウィザスケトラップは、構造自体は比較的シンプルで、必要な素材も揃えやすいものでした。しかし実際の作業は、常に敵モブからの攻撃に気を配りながらの設置となったため、私にとっては難易度の高い挑戦となりました。