マインクラフトは、「コマンド」を使えば、建築効率を高めたり、ゲームモードを一瞬で変えたり、さらには自分だけのワールドをカスタマイズすることもできます!
この記事では、統合版(BE)とJava版のマイクラのコマンドの基本的な使い方から、よく使われるコマンド一覧までをわかりやすく解説します。
コマンドとは?マイクラで何ができるの?
マイクラのコマンドは、ゲーム内のチャット欄やコマンドブロックで入力することで、様々な操作を実行できる魔法のようなツールです。
- アイテムの配布
- 天候や時間の変更
- テレポート
- 特定のMobの召喚
…などなど、コマンドを使えばクリエイティブな遊びが無限に広がります!

コマンドを使用するための設定方法
クリエイティブモードの場合、設定は不要ですが、サバイバルモードの場合はチートを有効にする必要があります。
統合版(Bedrock Edition)
- 新規ワールド作成時:
- 「ゲーム設定」内の「チートの実行」をオンにします。
- 既存のワールドで有効化:
- プレイ中に「設定」→「ゲーム」→「チートの実行」をオンに変更します。
※一度チートを有効にしたワールドでは、その後チートを無効にしても実績の解除はできなくなります。

Java版
- 新規ワールド作成時:
- 「チートの許可」をオンに設定します。
- 既存のワールドで一時的に有効化:
- ゲーム中に「Esc」キーを押し、「LANに公開」を選択。
- 「チートの許可」をオンにし、「LANワールドを開始」をクリックします。
※この方法でチートを有効にすると、セッション中のみコマンドが使用可能になります。 ゲームを再起動すると、再度設定が必要です。

チートをオンにする際の注意点
- 実績の解除が無効になる: チートを有効にしたワールドでは、実績やトロフィーの獲得ができなくなります。
- サバイバルモードでのプレイに影響: 実績を目指してプレイする場合は、チートをオフにした状態でワールドを作成することをおすすめします。
コマンドの使い方(基本)
コマンドの入力方法
- チャット画面を開く (「T」キーまたは「Enter」キーまたは「/」を入力)
/
(スラッシュ)から始めてコマンドを入力- Enterキーで実行!
チャット画面の出し方
PC(統合版、JAVA版) | 「T」キーまたは「Enter」キーまたは「/」を入力 |
SWITCH(スイッチ) | 左コントローラーの「>」(右)ボタン |
PS4 | 十字キーの右ボタン |
PE(スマホアプリ) | 画面中央上のチャットアイコン |
コマンドブロックを使いたいとき
コマンドブロックは通常は入手できない特別なブロックで、ゲーム内でコマンドを実行できます。
プレイヤーがチャットに入力するのと同じコマンドを、ブロックに直接入力して自動実行したり、レバーやレッドストーンで起動したりすることができます。
/give @p command_block
を入力- コマンドブロックを設置して、右クリックで中にコマンドを入力!
※コマンドブロックはサバイバルモードでは入手できても使用できません。

使い方の例:
コマンドブロックに「/summon cow」と入力し、ボタンを設置すれば、ボタンを押したタイミングで牛が召喚されます。
よく使うコマンド一覧【統合版&Java版対応】
以下に、よく使われる基本的なコマンドを一覧で紹介します。バージョンによる違いがある場合は、補足もしています。
コマンド | 説明 | 備考(Java / 統合版) | 応用 |
---|---|---|---|
/gamemode creative | クリエイティブモードに切り替え | 両方OK 統合版では「c」と省略可 | サバイバル:survivalまたはs アドベンチャー:adventureまたはa スペクテイター:spectator |
/time set day | 時間を昼にする | 両方OK 夜: night (統合版限定) | 夜:night 時間指定も可能 6時:0 または 24000 7時:1000、8時:2000・・・ |
/weather clear | 天候を晴れにする | 両方OK | 雨:rain 雷:thunder |
/tp @s 100 64 100 | プレイヤー(@)を指定座標にテレポート | 両方OK | 相対座標(現在の位置から〇ブロック移動): /tp ~10 ~0 ~-5 |
/give @s elytra | プレイヤー(@)にエリトラを与える | 両方OK(アイテムIDがJava版とBE版で違う) | 数量も指定可能 自分に金のニンジンを64個与える /give @s golden_carrot 64 |
/summon zombie | ゾンビを召喚 | 両方OK(モブIDがJava版とBE版で違う) | 座標を指定して召喚/summon sheep 100 64 10 |
/kill @e[type=item] | ドロップしたアイテムをすべて消す | Java版は詳細指定可能、BEは簡易版 | |
/effect give @s night_vision 10000 1 | 暗視効果を10000秒間付与 | 両方OK | 効果を除去する:/effect clear |
/setblock ~ ~ ~ stone | 現在位置に石を設置 | 両方OK | |
/fill ~1 ~ ~1 ~5 ~ ~5 glass | 範囲をガラスで埋める | 両方OK、Java版のほうが制限少なめ | |
/clear | インベントリを空にする | 両方OK |
文字を入力すると入力候補が画面に表示されます。

対象をターゲットセレクターで指定
マインクラフトでコマンドを使う際、「誰に対してそのコマンドを実行するか」を指定する必要があります。このときに使うのが「ターゲットセレクター」です。
「@」から始まる記号で特定のプレイヤーやモブを簡単に指定でき、コマンドの操作がより便利になります。
セレクター | 対象 | 説明 |
---|---|---|
@p | 最も近いプレイヤー | コマンド実行地点から最も近いプレイヤーを対象とします。複数のプレイヤーが同距離にいる場合、サーバーに最も遅く参加したプレイヤーが選ばれます。 |
@r | ランダムなプレイヤー | ワールド内のプレイヤーからランダムに1人を選びます。統合版では引数を使用してプレイヤー以外のエンティティも対象にできます。 |
@a | すべてのプレイヤー | ワールド内の全プレイヤーを対象とします。死亡したプレイヤーも含まれます。 |
@e | すべてのエンティティ | プレイヤーを含む、読み込まれているチャンク内のすべての生きているエンティティを対象とします。 |
@s | コマンドを実行したエンティティ | コマンドを実行したエンティティ自身を対象とします。コマンドブロックやサーバーコンソールから実行された場合は、対象が存在しないことがあります。 |
Java版と統合版の違いに注意!
- Java版は細かい指定が得意(例:
/execute
や/data
など高機能) - 統合版は簡単で直感的だけど、細かい条件設定はやや弱め
- コマンド名や構文に微妙な違いがあることも