ネザーでの安全な移動方法や、効率的なトンネル掘りのテクニック、そして座標の換算方法まで、統合版プレイヤーの皆さん向けに詳しくご紹介します。
マインクラフトの世界では、探索や冒険をしているうちに、思いがけず拠点から遠く離れてしまうことがあります。今回、筆者は「砂漠の村を探そう」と思い立って旅に出ました。しかし気がつけば、拠点から14,000ブロック以上も離れていたのです。
さすがにその距離を徒歩で戻るのは、かなりの時間と労力が必要です。そこで活用したのが、「ネザーを経由して帰る方法」です。
ネザー経由で高速移動する仕組み
ネザーを使った移動の最大の特徴は、「距離が圧倒的に短縮できる」という点です。現世では、1ブロックあたりの距離の比率が異なっており、
ネザーで1ブロック移動すると、現世では8ブロック移動したことになる
という関係があります。この仕組みをうまく活用すれば、長距離を非常に短い距離で移動することが可能になります。
※Y座標は基本的に同じ高さ。

座標換算の具体例
それでは、実際にどのように座標を換算するかを見ていきましょう。
ネザーでの移動距離を計算する
拠点の現世の座標 → X:200 / Z:300 冒険先の現世の座標 → X:14000 / Z:-2000
この2地点をネザーでつなぐためには、それぞれのネザー座標を求めます。
① 拠点のネザー座標(÷8)
- X: 200 ÷ 8 = 25
- Z: 300 ÷ 8 = 37.5 → 37(四捨五入)
② 冒険先のネザー座標(÷8)
- X: 14000 ÷ 8 = 1750
- Z: -2000 ÷ 8 = -250
つまり、ネザー内で「X:25 / Z:37」から「X:1750 / Z:-250」まで、約1725ブロックのトンネルを掘れば、現世の14,000ブロック分を移動できるのです。
トンネル掘りのおすすめの高さ
ネザーを安全に移動するためには、「トンネルを掘って移動する」ことが最も効果的です。一度掘ってしまえば、迷わずに何度も使うことができます。
しかし、ネザーは広い空間があったり、マグマの海があるので、掘る高さには注意が必要です。橋を架ける方法もありますが、ガストに襲われたり、踏み外してマグマの海に落ちてしまうことも。。
さらに、最上部と最下部には岩盤があるためほりすすめるのは難しくなります。

おすすめの高さ
ネザーの最上部はY=128で岩盤のみです。JAVA版では最上部の岩盤に穴をあけて、岩盤上を自由に移動することができるのですが、残念ながら統合版ではできません。
- Y=5:岩盤に当たらずほりすすめる一番低い高さ。砂利もある。
- Y=10〜16:おすすめの高さ。マグマだまりに当たることもありますが、十分回避可能。古代のがれきもこの高さに多く生成されるため、一石二鳥です。
- Y=121:天井近くで、岩盤がでない高さ。砂利もほぼ出現しない。ただし、ポータルの設置に若干苦労することがあります。
筆者は、今回はY=12でトンネルを掘り始めました。広い空間に出ることがなく掘り進めることができました。ネザーレックは非常に柔らかいブロックなので、サクサクと前へ進むことができます。
実際のトンネル掘りと注意点
ネザーで1725ブロック分の距離を掘り続けるのは、なかなかの作業です。しかし、道を一本つなげてしまえば、以後は何度でも安全に行き来することができます。
古代のがれきとの出会い
途中、古代のがれきを何度か発見しました。今回は合計で20個ほど採掘することができました。

マグマだまりへの対応方法
掘っていると、マグマが突然現れることもあります。そういうときは、次のように対応するのが安全です:
- マグマが見えたら、焦らず手前の床を1ブロック掘り下げる
- マグマが流れ込んできても、下のくぼみに溜まり、自分のほうまでは流れてこない
- マグマだまりをブロックで潰す。
- できるだけ先の壁(前方4~5マス)を掘りすすめるようにすると、事故を防げます

拠点に到着、そしてネザー経由の便利さを実感
無事に拠点近くのポータルにたどり着き、現世に帰還できたときの安心感は格別でした。
も現世だったら、徒歩での帰還に何時間もかかっていたでしょう。今回は、ネザー内の安全な高さ(Y=12)でトンネルを作ることで、安心・効率・報酬の三拍子がそろった帰還ができました。

まとめ
ネザーは、危険が多い反面、活用すれば非常に効率的な移動手段になります。特に統合版でも、座標を計算し、適切な高さでトンネルを掘ることで、ほとんどのリスクを回避することができます。
- 座標は 現世のX/Zを8で割ることでネザーの対応座標に
- 安全な高さは Y=10〜16、中でもY=12がバランス良好
- ネザーレックは掘りやすく、がれきも出る
- マグマ対策は「1ブロック掘り下げ」と「前方チェック」
遠くまで冒険に出たとき、帰り道に困ったら、ぜひこの方法を試してみてください。
